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人間の髪の毛の保温効果
ハゲに寒い冬の季節です。
ちょっと、髪の毛の保温効果について考えてみたいと思います。
人間の毛は動物の毛に比べて保温効果は少ないとか。
動物の毛は中が空洞になっているのですが、人間の毛はなっていません。
そのため、人間の毛は保温効果がその他の動物に比べて弱く、しかも空洞でないために重い。
つまり、人間の毛は、保温効果という点において優れものではないということです。
人間は、5万年前くらいから、衣服を身に着けるようになったのではないかと思いますが、それに伴って体毛は退化してしまったのでしょうか。
今では、体毛は、髪の毛の他、体に一部に残るだけになってしまいました。
人間は、髪が保温の役割を失っていくに従って、髪質も変ってしまったのでしょうか。
対流伝熱の抑制
熱伝達の仕方には、3つあります。
伝熱:物質同士が接触した状態で熱が伝わる現象
対流:液体や気体が媒体となって、熱を運ぶ現象
輻射: 電磁波としてその物体が放射
髪の毛の保温効果は、対流伝熱を主に抑えるものです。
髪の毛が頭に接する空気を閉じ込め、空気の対流を抑えます。
この効果は、なかな絶大ですね。
確かに、禿げていると冬は寒い。
髪を短く切ると寒く感じますね。
蒸発熱を抑える
蒸発熱は、非常に大きな熱量を奪います。
頭部からの蒸発を抑えるには、髪は水分を多く含んでいた方が良いでしょう。
ですから、髪の湿度も大切です。
トリートメントなどで、髪の保湿を保つことは保温のためにも良いことです。
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