ワイルドヤムの効果

効果は如何に

実は、これらは大きな間違いであるという話があります。

1997年、栄養学の権威であるジョン・リー博士が、ワイルドヤム（ジオスゲニン）から天然構造を持つ黄体ホルモン（プロゲステロン）を作りだすことに成功しました。

これは「医者も知らないホルモン・バランス」というジョン・リー博士のベストセラー本によって世界中に広まりました。

しかしながら、試験管内でできた反応が体内でも必ずしも起こるわけではありませんから、

これで、ワイルドヤムが女性ホルモンを整えるとは言えません。

事実、マウスの実験では確認できませんでした。

ワイルドヤムと、ワイルドヤムに含まれるジオスゲニンは、DHEAと呼ばれるホルモンに非常に構造が似ています。
DHEA（デヒドロエピアンドロステロン）というのは、男性ホルモンの一種です。

女性ホルモンではありませんし、ましてや黄体ホルモンでもありません。
ですので、ワイルドヤムで「女性ホルモンのバランスを整える」ことや、「黄体ホルモン（プロゲステロン）を補う」ことはできないという理屈です。

一方、DHEAは卵巣で女性ホルモンに転化します。

そして、精巣では、男性ホルモンに変化します。

その変化経路は、以下のようになっています。

『DHEA　⇒　プロゲステロン　⇒　テストステロン　⇒　エストロゲン

テストステロンがらは、アロマターゼという酵素により、エストラジオールに変化し、女性ホルモン（エストロゲン）に変化するのです。』

ですから、生体内でジオスゲニンも女性ホルモンに変化しすることを期待してしまいますが、天然のジオスゲニンをマウスに用いた実験では、確かにプロゲステロンの変化は見られなかったものの、バストアップに繋がる乳腺上皮の発達が確認されたそうです。

この結果から、プロゲステロンはできないが、より直接的なバストアップ効果が期待できるとも言えます。

事実、口コミの調査結果では、約１０％の人にパストの変化があったという報告があります。

サプリなので、実際、全ての人に変化があるのは、難しい。

１０％は、もっともらしい不思議のない確率です。

医薬品ではないので、効能に個人差があるということです。

また、１０％の人に生理痛が楽になったという報告もあります。

そして、ワイルドヤムには、ジオスゲニン以外の成分も沢山含まれている訳で、

それらの成分についての効果が全て分かっているわけではありません。

これから、更に研究が進めば、もっといろいろなことが分かってくることでしょう。

何らかの効果があるようですが、過度の期待は禁物というところでしょうか。

副作用のないサプリですので、私は、試してみる価値があると思います。

そんな訳で、今常用していますが、効果の程は女性ではないので、分かりません。