FGF-5Sという繊維芽細胞増殖因子
育毛シャンプーや育毛剤などを使っていたり、チェックしている方なら、FGFという単語をご存知かも知れません。
FGFとは、Fibroblast Growth Factorの略で、線維芽細胞増殖因子のこと。
増殖因子というくらいだから、髪の毛に良さそうなのですが。
FGF-5というのは、逆に脱毛司令を行う、脱毛因子なんです。
一方、FGF-5Sというのがあって、こちらは、まさに線維芽細胞増殖因子
と呼ばれるそのもの。
FGF-5Sは毛乳頭と結合して発毛司令を出します。
FGF-5Sはタンパク質で
人間の体内にもともとあるものですが、加齢と共に減少するんです。
そしてこのFGF-5Sという成分は、非常に脆くて、
寿命は何と5時間しかないという、さらに外部から取り入れようとすると
とても高価なんで不可能に近いと。
ただ、育毛剤の中には体内でこのFGF-5Sを間接的に
生成させるものも出てきています。
例えば、「BUBUKAブブカ」です。
これは、5α-リダクターゼの抑制とは、違って勃起不全にも陥らないので、とても良い気がします。
FGF-5Sを増やすには
育毛剤には直接FGF-5Sを入れられない。
その理由とは、育毛剤が大体「医薬部外品」だからなんですね。
厚生労働省が、医薬部外品に指定する場合は、成長因子成分を直接入れることは認めていないんです。
FGF-5Sは海藻エキス-1(M-034)という成分の中に入っているといわれていますので、海藻エキス-1を入れることで、FGF-5の抑止に効果があると言われています。
たとえば、海藻エキス-1は「CA101薬用ブラックシャンプー」などに入ってます。
でも、実際、FGF-5Sが脱毛抑止に目に見えて効果があるのかといえば、よくわかってません。
特にシャンプーは成分が流れやすいですから、効果はあまり期待できませんね。
M-034(海藻エキス-1)の役割は
「成長期の延長」「平均毛髪径の増大」「退行期への移行の遅延」の3つです
M-034エキスという成分どういう育毛成分なのか?
M-034エキスは最近人気の育毛剤チャプアップやブブカで採用されている新しい育毛成分です。
育毛成分M-034エキスはわかめや昆布に含まれるアルギン酸から作られました。
アルギン酸というのはアンチエイジングの効果があるため、美容関連化粧品などの商品に使われていることの多かった成分なのですが、近年その育毛効果について実証実験がされてきたため、最新型の育毛剤にはM-034エキスを採用するところが増えているのです。
ハゲの研究は、日進月歩していますね。
これからも、注視していく必要があると思います。
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