ハゲになるフロー
図からわかるとおり、5αリダクターゼとテストステロンが結合して、DHTが生成されます。このDHTと受容体が結びつくことで、TGF-βと言うタンパク質が生成されます。
このTGF-βタンパク質が髪の毛を作り出す細胞の働きを妨害し、脱毛命令を出します。
その結果、髪の毛が休止状態に入ったり、新しい毛が生えなくなったりするので、髪の毛の密度が減り、薄毛(AGA)になります。
● 5αリダクターゼ還元酵素の活性遺伝子
この5αリダクターゼ還元酵素の活性が高ければ、薄毛になりやすくなります。この遺伝子は、優性遺伝子で、両親のどちらからも受け継がれます。
● DHTの受容体遺伝子
この受容体が活性であれば、薄毛になりやすくなります。この遺伝子は、X遺伝子上にあり、母方から受け継がれます。
5αリダクターゼ還元酵素の活性は、優性遺伝子ですので、ほとんどの人が持っていると思われます。ですから、母方からのこちらの遺伝子の方が、ハゲの決定的な要因と言えます。
図に示すようにテストステロン、5αリダクターゼ、DHT受容体の3つの要素が関係しています。どれか一つでも抑制されるとハゲを防止することが出来ます。
5αリダクターゼを抑制したのが、フィンペシアやデュタプロスなどの医薬品ですが、副作用があります。
受容体の遺伝子は、今は変えられないので仕方ありません。
ですから、テストストロンを増やして、5αリダクターゼを抑制し、その結果、DHTの生成を抑制するのが、ベストの方法であると私は、考えます。
テストストロンを増やせば、DHTの生成を抑えられます。
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