髪色は、メラニンの種類と量によって決まります。
メラニンは色素形成細胞のメラノサイトでつくられ、髪に取り込まれて、髪の色を決めていきます。
メラニンには、茶色や黒い髪に含まれる「ユーメラニン」と、
赤毛などに含まれる「フェオメラニン」の2種類がある。
これらの量と比率によって髪の色が決まるそうです。
日本人は赤褐色の「ユーメラニン」が多い。
一方、欧米人のブロンド髪には黄赤色の「フェオメラニン」が多い。
加齢により、メラニン色素が薄くなり、髪の色が薄くなることがあります。
メラニン色素をつくるには、「チロシナーゼ」という酵素の働きが必要です。
このチロシナーゼが加齢によって減少すると、メラノサイトの機能が低下し、結果メラニン色素はつくられず、髪色が薄くなって白髪が生えてくるのです。
色素が薄くなる原因は加齢だけではなく、髪の毛にメラニン色素を供給する機能がストレスの影響で停止したりすることもあります。
食物に含まれるチロシンという物質がチロシナーゼ(銅イオンを含む分子)によって変化し、 メラニンが作られます。
チロシナーゼはもともと人間に存在する分子のため、あえて増やす必要はありません。
従って、メラノサイトの機能を活性化するのが重要です。
メラノサイトを刺激する栄養素としてビタミンB12と葉酸があります。
ビタミンB12と葉酸は血液を作り出しチロシンを運用します。
ビタミンB12はもともと水溶性ですので、過剰に摂取すれば尿などともに体外へ排出されるため取り過ぎを心配する必要はありません。
普通に食事をしていれば、栄養が不足するということはありません。
やはり、成長ホルモンを活性化させるのが、メラノサイトを活性化させるキィーではないでしょうか。
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