毛母細胞は毛乳頭からの栄養で成長
「毛乳頭」という言葉を聞いたことある人は多いと思います。
そして、この毛乳頭を取り巻くように存在する毛母細胞。
これら「毛乳頭」と「毛母細胞」が発毛に大きく関係しているのです。
毛穴の最底部には皮膚が小さく盛り上がった突起状の組織があり、毛乳頭と呼ばれます。
これは皮膚の一部ですから毛細血管が通っており、毛に栄養を運ぶ大切な役割を果たしています。
そしてこの、毛乳頭の周りを取り巻くように存在しているのが毛母細胞です。
字が示すとおり、これは毛を作り出すもとになる細胞です。
毛母細胞は、バルジ領域で作られ、毛乳頭近くに降りてきます。
そして、そこで毛母細胞は毛乳頭から栄養を受け取り、細胞分裂します。
分裂を繰り返して細胞が増えるにしたがって、作られた毛は上に押し上げられます。
そして毛穴の中にあるため、毛母細胞は自然に細長い形を形成しながら上に向かって伸びて行き、かつ、じょじょに角質化して、わたしたちが普段目にする毛の形になるのです。
毛母細胞は、毛乳頭から栄養や酸素を受け取り、それを養分として頻繁に細胞分裂することで髪の毛となって成長していきます。
つまり、毛母細胞の活性化に成功すれば、髪の毛が生えてくるのですが、通常の栄養素だけではだめです。
必要なものは、成長ホルモンであり、男性ホルモン、女性ホルモンなどなのです。
これらの成分が不足していては、どんなに血流を良くしても髪は生えません。
血流を良くして栄養を摂っても
頭皮の血液の流れをよくして、毛乳頭に栄養を与えることが必要ですが
それだけでは、だめで必要な成分がそこに含まれていなげればなりません。
よく血流を良くしろと言われていますが、血流が悪いために毛が生えてこないケースは極々稀です。
ましてや、栄養不足で髪が生えなてこないケースなど、殆どありません。
なぜか、血流を良くしなさい、栄養を十分補給しないという話が多いのですが、これらが問題の人はほとんどいないので、気にしなくて良いでしょう。
また、タバコや飲酒がいけないなどと、決まり文句を言う人も居ますが、それらを裏付ける確かな疫学的データを見たことはありません。
これらも気にしなくて良いでしょう。
髪の育毛サイクルを長く保つことが大切です。
そのためには、男性ホルモン、女性ホルモンが必要なのです。
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