頭皮のコラーゲン
『コラーゲン』が髪の毛を太くするという噂がインターネットなどで流れていることをご存知でしょうか?
『コラーゲン』は体にとって必要不可欠な存在である事は間違いありません!
『コラーゲン』は体の30%を占め、特に肌にとっては重要な存在になります。
つまり、皮膚の一部である『頭皮』にもあります。
皮膚というのは、そもそも1枚ではなく幾つもの皮膚層が重なってできています。その中でも、一番土台となるのが真皮と呼ばれる部分です。
この真皮の70%は『コラーゲン』で組織されています。つまり、『コラーゲン』が皮膚の大部分を支えているのです。
これを見ると、『コラーゲン』が髪の毛を作り出しているとも言えますね。
頭皮の柔軟性
『頭皮の柔軟性』とは、つまり皮膚が柔らかく保湿性があり弾力がある状態の事を指します。実は、これによって皮膚の新陳代謝が良くなっているからです。
よく頭皮が固くなると「髪の毛が細くなる」「抜け毛が増える」といわれていますが、まさに、これはコラーゲン不足による皮膚の新陳代謝の低下が原因の1つだといえます。
そして、『コラーゲン』は肌のハリを保つだけではなく、伝達物質としての役割も実はあります。というのも、『コラーゲン』の中に伝達効果を持つ物質が含まれているからです。
それによって『コラーゲン』と接している細胞に対して、「増殖しろ」や「分化しろ」などの体からの命令情報を流していることがわかっています。この役割は、もちろん頭皮でも発揮されています。
コラーゲンで髪が太くなったという実験結果
毛髪科学研究会で2008年に発表された研究には、コラーゲンペプチド(5000mg)を8週間摂取した20代から50代までの女性の髪の毛が太くなったという実験結果があります。
また、アメリカの研究機関でもコラーゲンを一日14g、2ヶ月摂取した被験者の髪の毛が10%太くなったという実験結果があります。
いずれも、女性の被験者でしか実験を行われていませんが、もちろん男性も同様だと考えられているのです。
東京医科歯科大学・難治疾患研究所・幹細胞医学分野の西村栄美教授らの研究グループは、下記のような発表を行いました。
17型コラーゲンが白髪と脱毛を抑えており、欠損すると毛包内の2種類の異なる幹細胞間での相互作用による幹細胞維持機構が破綻するため、白髪や脱毛を発症することを明らかにしました。
17型コラーゲンを増やすにはどうしたら良いか?
コラーゲンを食べても意味はありません。すべて、胃や腸で分解されてしまいます。
ですから、食物からアミノ酸を摂って、そして成長ホルモンを分泌させることによりコラーゲンを合成することが大切です。
合成にはビタミンCも必要です。
そうすることによって、コラーゲンが豊富になります。
後は、ぐっすり眠ることですね。
睡眠中に髪は修復され、成長しますから。
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