重篤な副作用があります
「もともとミノキシジルはアメリカの製薬会社であるアップ・アンド・ジョンで悪性高血圧症の内服薬として開発されました。
ミノキシジルの開発研究者の腕の毛が濃くなったことから、AGA治療薬としての開発が行われることになったという経緯があります。
しかし、アップ・アンド・ジョンは最終的にはAGA治療の内服薬としてミノキシジルを開発するのを断念しました。
その理由は、開発中の実験でイヌに3mg/Kgのミノキシジルを内服させたところ、心臓破裂を起こして死亡したのです。
薬品メーカーとして安全性を最優先に考えた結果、育毛目的の内服薬としての開発は中止になった、というわけです。」
ミノキシジルには、表皮化細胞増殖作用、線維化細胞増殖抑制作用、血管拡張作用(血圧降下作用)などがありますが、その中のひとつである心筋細胞のアポトーシス(細胞の自己死)の抑制作用がイヌの心臓破裂を引き起こしたのだろうと考えられています。
ミノキシジルタブレットの副作用は決して侮ってはならず、
それは発毛の効果の代償として負わなければならない命に関わるほど深刻なものや、軽微なものなどさまざまな内容となっているのです。
軽度な副作用としてはニキビが出来やすくなったり
肌荒れやかゆみを引き起こしてしまうということがあります。
ミノキシジルタブレットは血管拡張作用がありますが、
その影響により皮脂分泌が活発となり毛穴が詰まって
そこにアクネ菌が増殖してしまうからです。
また肌だけでなく頭皮が荒れてフケやニキビを発生させ、
薄毛や脱毛が進行してしまうケースもあるようです。
ミノキシジルの副作用は代表的なものだけでも以下のようなものがあります。
- 体重増加
- 全身の多毛症
- 肝機能障害
- 性機能障害(ED)
- 手、足、顔のしびれ、痛み、むくみ
- ニキビ
- 心臓への負担(動機、息切れ)
- 高カリウム血症
- 多臓器不全
- 意識障害
- 頭痛
副作用の種類に驚かれたかもしれませんが、ミノキシジルタブレットが本来、悪性の高血圧症の治療薬であることを考えると、上記のような副作用は当然だと言えます。
私は、服用を止めることを強く推奨します。
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