鍼灸からの発想か
人体に針を刺し治療するという手法は、古代中国が源のようです。
鍼灸医学は今から二千年以上前に、古代の中国で誕生しました。 鍼やモグサを用いた治療(灸)については戦国時代の文献に登場し、身体を流れる気のルート(経脈)に関する記述も紀元前2世紀頃に作られた文献にみられます。 その後、漢代に入ると東洋医学のバイブルである『黄帝内経』が編纂されます。 黄帝とは古代中国における医薬をつかさどる伝説上の皇帝のこと。現在の東洋医学の理論もこの『黄帝内経』を基礎としています。
このように針による治療は古くから施術されていました。
これは、体に刺激や傷を与えその際の人間の自己治癒力を利用して痛みの軽減や内臓疾患の改善があるとされています。
ダーマローラーの開発
これに対して、ダーマローラーは、主に肌の傷やニキビなどの改善を目指したものです。
2005年にデスモンド・フェルナンデスが、ダーマローラーを経皮コラーゲン誘導療法として開発しました。
鍼の施術を専門家や専門機関施設から家庭にもたらしました。家庭でもできるようになったのです。一般庶民が自分でできるようになりました。市民権の確立です。新たな時代に突入しました。
安価で効率的で手軽にできるものとして、開発されたのがダーマローラーです。
ダーマローラーが脚光を浴びたのは、現代科学の様々な医薬品の発見とのマッチングです。
コラーゲンやFGF、EGFの発見が大きかったと思います。
ダーマペンの開発
ダーマローラーは、ローラーが回転するため回転する針が穴を広げてしまい、傷口が大きく開いてしまうデメリットがありました。傷口が大きいためダウンタイムも長くなってしまっていました。
ダーマペンはこの欠点を補うものとして、オーストラリアのDermapen World社のStane社長が考案したものです。
彼が2011年にDermapenを登場させた。肌にMicroneedleを垂直に当てることで修復に要するダウタイムを短くしました。
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